大学生が休学してITを学ぶ話

情報工学科の大学4年生が1年休学して東京でITについて学んでいきます。

GMOエンジニアトークに参加してわかった、これからのトレンド

jisedai.connpass.com

 

こちらの勉強会に参加して来ました。

非常に興味深いお話ばかりで、参加してよかったと感じています。

 

 

株式会社GMOは、インターネット・インフラ事業と広告・メディア事業を主に展開する1995年設立の会社です。

オフィスの一角で今回の会は開催されたのですが、オフィスがとても綺麗で驚きました。こんな会社で働けたら優越感だけで三大欲求補える!

 

冗談はさておき、オープニングトークが終わると、3人のGMO社員の方が行なっている研究開発についてトークをしてくださいました。

 

AIで株をやる!~株の売り買いを深層強化学習で予測~

株の売り買いを深層強化学習で自動化するために行なったことが発表されました。

まずは、何も工夫をせずに過去の株価を元に深層強化学習で株の売買をシミュレートしたところ利益は出なかったそうです。この深層強化学習、深層学習と強化学習を組み合わせたものです。最近流行りのものなので、詳しく解説はしませんが知りたい人は調べて見てください。

 

精度を向上させるために以下の2つのことを行いました。

・学習にPrioritised Experience ReplayとDueling Architectureという機能を追加することで精度を上げた。

・株価だけでなく、出来高、買い出来高、売り出来高始値差を利用して学習した。

これによって大型株式では5%前後の利益が生まれたそうです。これが安定した値なのかは保証がないのでわかりませんが、これをもしも独り占めできたら800万円ほどあれば毎月40万入ることになり、悠々自適な生活ができることでしょう!!夢のよう!!

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実際には、この手法が流行れば株価もそれに応じて変動しますから、うまくはいかないでしょうね。それに大金をプログラムに任せるってのはなかなか勇気がいりますね・・・。

 

今回の研究、小型株では変動が小さくうまくいかなかったそうです。

また、始値で買って終値で売るのが一番安定したそうで、こういうところに深層学習特有の難しさが課題として残っていることが伺えます。

 

ソース公開を通じてわかった非中央集権型アプリケーション(DApp)とは?

DApp・・・第三者を介さず当事者間で動作するアプリケーション

今流行りのBitCoinがこの仕組みですね。

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この仕組みの利点は2つ

・中間マージンの削減

・中央管理者に渡す個人情報漏えいの心配がない

非常に魅力的に聞こえますよね。ただ、企業がこの仕組みに取り組む以上、完全な非中央集権とは言えません。

企業(ここではGMO)はエンドユーザーとアプリ作成者の間に入り、エンドユーザーから、アプリ利用料+作成者への手数料+企業収入を回収します。でもこれだと、DAppの魅力である中間マージンの削減ができていない気が・・・

 

ただ、GMOでは当事者間での取引を保証する仕組みは自社でブラックボックス化し、そこで生成されるブロックチェーン自体は公開するつもりで、情報の改ざんしてない保証は取るつもりらしいです。

ブロックチェーンについて日本企業も取り組み始めているし、アプリケーション作りたい!!

 

GMOでは現在無料でブロックチェーンプラットフォームConoHaを公開しています。なんだかこれを使って学生の時からアプリケーション作れたら面白い仕組みを作れそう・・・

気になった方は取り組んで見たら、数年後には引っ張りだこかもしれません。こちら↓に立ち読みしてめっちゃやりたくなった参考文献置いておきます。

 

はじめてのブロックチェーン・アプリケーション Ethereumによるスマートコントラクト開発入門 (DEV Engineer's Books)

はじめてのブロックチェーン・アプリケーション Ethereumによるスマートコントラクト開発入門 (DEV Engineer's Books)

 

 

AppleのARkitとGoogleのARCore、可能性と応用

今年の夏、AppleGoogleというIT業界でもっとも有名な2社から発表されたARアプリケーションの開発環境ARkitとARCore。

正直、今回の勉強会で最も注目していました。

どちらも機能はマーカーレスAR、平面検出、現実空間の当たり判定と揃っています。

 

デモ映像で、オフィスの中にどこでもドアが出現し、ドアの中に飲食店やゲーム空間が広がっているのが見えました。ここで既にワクワクするような映像が見れたのですが、スマホを持った人がどこでもドアをくぐると、360度全面に飲食店の店内や、ゲームの映像が広がっていました!!

まさに夢のような技術です。

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肝心のARkitとARCoreの違いなのですが、対応機種の台数が全く違います。

ARkitでは現在世界で3億台が対応しているのに対して、ARCoreは1億台にも届いていません。

 

ARkit1択かと思われますが、ARCoreは平面定着度が高く、広い平面を記憶追跡できることから性能面で優っています。

つまり、今後しばらくは対応台数の多さからARkitの方が開発が盛んに行われると思われますが、スマートフォンの性能向上と共にARCoreの開発も行われると考えられます。

 

深層学習もブロックチェーン技術も、ARも面白すぎた・・・

体が3つ欲しいこの頃です。では。